【重要】報酬の三分説

前エントリー、「仕事」とは何か?と同時に考えるべき大事なことがあります。仕事に対して与えられるべき「報酬」です。仕事は何を稼ぐものなのでしょうか?

 

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ママ起業家総研 主任研究員の富田剛史です。

この話は、「ママ起業家」のあなたには、特に重要だと考えています。

「仕事」とは何か? のエントリーで、仕事とは一言でいえば「価値を生み出す働き」のことだと述べました。読んでない人は、こちらも重要な項目なので、ぜひお読みください。

 

そんないい「仕事」した人に対して、与えられるべき「報酬」はなんでしょうか?

ここでは、富田が30年以上に渡ってメディア商売をしてきた末にたどり着いた考え方・・・「報酬の三分説」についてお伝えしましょう。

報酬の三分説

その1、お金

本当は、「お金」とはいわず「(かて)」といいたいんですが、分かりやすいのでお金。

「糧」は、食べ物ですね。
食べ物ではなくても「布」でも「材木」でもいい。

昔、貨幣経済ではない頃の租税はそうだったでしょ?

歴史の教科書で【租庸調(そようちょう)】とか習ったの覚えてませんか。あれは米など穀物のほか、絹や木綿などの布や材木などなんですが、まぁ歴史の話はともかく、要するにそういう「生きるのに必要なもの」です。

現代社会でいえば、「お金」が万能性が高いですよね、もちろん。

 

その2、評判

評判」っていうのは、いまでいうとソーシャルメディアの「いいね!」や「フォロワー」です

この重要さは、ソーシャルメディア以降のマーケティングの専門家なら、誰もがピンとくることでしょう。
ソーシャルでの評判・評価を上げておくことは、即ち経済益にも直結してくるわけで、ある意味ではとりあえずもらう「お金」よりも、あとでもっと大きな「お金」に変わっていくであろう重要な「報酬」です。

もしくは「お客様の声」です。これも、ウェブマーケティングの世界では買ってでも欲しい重要な経営資源です。
しかし、そんな最近の話ではなくて、大昔からこれは重要な報酬と認識されていたはずです。

 

少し話がそれますが、CSRなどといわれる「企業の社会的責任」は、西欧の企業統治の方法論として日本でも研究されています。そしてCSRというとよく取り上げられるのが「近江商人」です。

近江商人の考え方として有名なのが、「三方よし」というもので「売り手よし、買い手よし、世間よし」というのですが、これは日本には昔から世界に誇れるCSRがあったという風に紹介されることが多い。

しかし富田は、この最後の「世間よし」を、なんというか、美徳や高潔性の高さから来ている言葉とはちょっと違うのではないかと考えています。もっと商人らしい「計算」の上で、「この3つのバランスを取っていかないと商売は発展しない」ということをよく知っていたのではないかと思うのです。その点で、西欧のCSRとはだいぶ違うのではないかと感じています。
(西欧型CSRの価値観については、またいつか別エントリーで)

近江商人の時代から「世間の評判」は商売をするのにとても重要だった。特に日本では人の評判をとても気にしますし、単に高い安いや量が多いなどの合理的な理由だけでなく、世間さまの評判が高いってことがとても大きな選択理由になっていました。「評判」を「稼ぐ」は単なる言葉の言い回しではなく、まさに「報酬」であることを示しています。

江戸時代までは、人間だって、誰が年収が高いか低いかよりも「徳」という独特の評判で最終評価が決まります。侍から庶民まで「徳」を積む必要があったのです。徳が高いひとというのは、そう簡単にはなれません。日々刻々と「いい仕事」をして「傍」を楽にしていくしかない。

徳が十分に積まれていれば、糧を得ることはいつでもできる…というのが、この2番めの報酬「評判」です。

 

その3、喜び

そして、最後の3つ目の報酬は「喜び」です。

相手に喜んでもらった・・・ではありません。「自分が感じる喜び」です。

この3つ目が、講演などでもなかなか理解されないのですが…。

 

例えば、子供が砂場で山を作りトンネルを掘って遊んでいるのを思ってください。

「もう、やめなさい」といってもずっとやっている…あれはなぜでしょうか?
「お金」を稼ぐためでも、「評判」を稼ぐためでもありませんよね。そうだと考えると辛すぎる苦役です。

そう、「喜び」だからやっているだけです。

 

アーティストが曲や絵を生み出すのも、職人がすばらしい工芸品を作るのも、時給に換算してどうの…は無意味な発想です。クリエイターは金のためだけには働きません。

avexの松浦社長が、エンターテインメントで働く人間を、時間労働で考えられても困るとブログに書いて苦労してましたが、それも一理の話ではあります。メディアの現場も同様で、時間が来たから終わりではいい記事も番組も作れません。

もちろんプロですから、お金はいらないとはいいません。しかし、お金のために作品や番組を作るのでも、技をもっと磨くのでもないのは、子供の砂場と似ています。
その仕事をしていること、生み出した作品、磨いた技を使うこと・・・それ自体から彼らはすでに「喜び」という、他に代えがたい報酬を得ているのです。

 

この「喜び」という報酬は、他の2つと違って自己完結します。
だから一番簡単に受け取れる報酬です。しかも「幸せ」という最終ゴールに近づくのに最も役に立つ報酬です。

しかし、他の2つと違って、誰からから貰うものではないので、自分で意識して感じ、受け止めなかったら、得られない報酬です。他人と比べて…とか他人に褒められて…ではダメなんです。「喜び」を稼ぎ出すには、自分自身の気持ちを耕すしかありません。一番簡単だけど、ある意味一番むずかしい。

 

だからこそ、「ママ起業家」にとって、より意識すべき重要な「報酬」なんですね。

事業で迷ったら、もしお金がもらえなくても自分はそれをするか?と自分に問いかけるといい」と別エントリーで伝えましたが、その理由はここにあります。

家事でも、子育てでも、仕事でも、「喜び」という報酬を、たっぷりと受け取りましょう。自分で感じればいいのですから。

(文責:富田剛史)


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