学長 近藤洋子 より
「人生の質」にこだわりたい。「起業」を通じてそれを体現しませんか。
ママ大のホームページをご覧頂き、ありがとうございます。
日本ママ起業家大学がこの世に産声をあげたのは、2013年のことでした。妊娠を期にキャリアがストップし、いろいろあって生活するためにと、約200社ほどの一般企業にエントリーをするも箸にも棒にもかからず途方に暮れた30代。ある程度、年齢がいった子持ちの女性が社会に復帰することの難しさを痛感しました。時、同じくして、母がアルコール依存症で59歳という若さで亡くなったのをきっかけに、私は「人生の質」というものを強烈に考えるようになりました。
例え、100歳だろうと59歳だろうと、20歳だろうと、「私はこのために生きた」そんな小さくとも確固たる自信こそが人生を豊かに、そして、自分と周りを幸せにするのだろうと考えたのです。母を看取ったばかりの病室で、根拠もなく、ふっと降りてきたのが、現在の「日本ママ起業家大学」でした。
「自己コントロール力」こそが「幸せ」に直結している。
2013年。当時はアベノミクスの女性活躍も相まって、私たちママ大の存在はありがたくもたくさんのメディアや企業、行政から注目を集めました。しかしながら、必ず最後に付け加えられる言葉が、「市場を席巻するような経営者を生まないと、そんなの“ままごと”」「家庭よりもグローバルに活躍する女性起業家をたくさん生んでね」・・・このような言葉の数々でした。
当時は、「やっぱりそうだよな〜」などと思いつつ、小さな娘を預けっぱなしにして働くことが本当に幸せなのか?と憤りを感じることもしばしば。そして、それは私だけではなく、同じく子育て真っ只中の多くの親たちの共通の想いでもありました。
働く場所も時間も内容も付き合う人も、全て「自分で決める」起業という働き方。自由な分、責任伴います。働かなければ誰も保証はしてくれません。誰かが運転する助手席に座って目的地に行く人生はある意味、楽チンです。でも、自分で地図を見ながら、ハンドルを握り、時に迷い目的地に到達した時の喜びは何物にも替えられない喜びと幸せがあるのではないでしょうか。そして、その姿は必ずや子供たちが見ています。
「お金」は大事。けれど、「ずっと右肩上がりの売り上げ」だけを求め続けるのではなく、自分にとってのサイズと規模感の「お金と幸せ」この両方を確立する働き方こそが、きっとこれからの時代の価値観になってくるのだろう、と、日本ママ起業家大学はこれまでの常識とはちょっと違ったベクトルで新しい時代の働き方と生き方を提唱し、これまで約200名ほどのママ起業家たちを輩出してきたのです。
「ママ起業」は「ママ」のためのものだけではない。むしろ「未来」をつくるプレイヤーの総称なのです。
「ママ起業」と聞いて、あなたはどんなイメージを持ちますか?
「趣味の延長」「甘えた存在」「ママゴト」・・・もしかしたら、そんなちょっとネガティブなイメージを持ってらっしゃるかもしれません。
実は、私自身もママ大設立から約10年。ずっと悩み葛藤しながらも、大事にしてきた言葉であり、コンセプト、それが「ママ」でした。
ざっくりと分けて世の中には二種類の人たちがいると考えています。1つは、「今、目の前がよくなればいい」という思考。そして、もう一方が、「未来のために今、種まきをする」そんな思考です。
「ママ」という存在の多くはおそらく「後者」の人たちが多いのではないでしょうか。まさに「未来そのもの」である「子供たち」を育てる存在は、未来のことを憂い、想像しながら生きています。
「青い地球を青いままバトンしたい」そのような思考からポジティブなビジネスを生んでいきます。そして、それは、実際に子供がいるいないにも限りません。「ママ」という未来思考を持つプレイヤーが世の中に増える事こそが、今の日本が、いえ、地球全体が抱えている問題解決につながっていくのではないかと思うのです。
自分とお客様と家族の満足をバランスよく求めるママ起業家たちこそ、経済だけでは図り得ない未来の鍵を握っている。
あなたは、これから自分のビジネスを育てたいと思っているプレママ起業家でしょうか。既に何かに取り組んでいるママ起業家でしょうか。それとも「ママ起業」「ママ起業家」というキーワードで何かを調べてらっしゃる男性でしょうか。
「ママ起業」を、趣味の延長とか、甘い、ぬるい など、やや後ろ向きの印象で捉えている方もおられるかもしれませんが、自分の得意や好きなことをいかしてビジネスしようという「ママ起業」は最も自然な起業のあり方です。ママ起業ならではのやり方で、マーケティング、マネジメント、情報発信のノウハウなどを会得すれば、お友達同士の販売から脱しハッピーに持続するビジネスになっていきます。
「コミュニティ」に根ざした働き方で自分とお客様と家族の満足をバランスよく求めるママ起業家たちこそ、経済だけだは図り得ない未来の鍵を握っているのだと私たちは考えています。
ぜひ一度、私たちが描く未来のビジョンをご覧になってみてください。
「ママ起業塾」のパイオニア、日本ママ起業家大学で一緒に未来を作っていきませんか。
「ママ起業」という「生き方」が世に誕生して10年。激動の時代の変化を迎え、これからの時代は強い存在だけが活躍するのではなく、例えば「ママ」という、これまで家庭に幽閉されていたような小さな存在をも活きることが大事になってきています。まさにダイバーシティです。
2022年。さらにこの弱き小さき美しい存在である「ママ起業家たち」が活躍できるステージをたくさん考えています。「学んで終わり」ではなく、是非一緒に新しい未来を作っていきましょう。
よきママ起業家が増えることが、日本の未来を明るくする。
さぁ、まずはあなたから。