歌手のaikoって私と同い年(45歳)なんですよねー。カーステレオから聴こえてくる彼女の世界は20年前と何ら変わらない。夏の星座にぶら下がりながら、少し背の高いあなたの耳におでこを寄せて・・・メロンソーダをすするようなever greenな恋の世界に彼女はまだ生きている。

あれから20年・・・。私は一体、何をしていたのだろう?今日で3.11から10年。加えて突如としてやってきたコロナってやつによって、価値観が変わりましたよね〜、なんて言われたり、そう言ってみたり。

・・・でも、本当にそうなのかな?

変わったものと、変わってないもの。「経年劣化」や「こなれ感」にコーティングされても、真ん中にある、“絶対に変わらない何か”があるような気がしてる。

ここらで私自身も、ママ大と一緒にモーレツに「再定義」が必要な気がして、ちょっと長くなりそうな予感がプンプンしているけど、もっと素直に正直に今日はこのブログで魂の叫び?(がおー!)を届けていきたいと思ってます。よかったら、是非お付き合いください。

消去法で「起業」という選択肢しかなかった産後

 もちろん、今となっては“自分で価値を生み出す”という「起業」という生き方は、胸を張って「素晴らしい」と言えるし、子供たちにも伝えたい。

 けど、当時の私は、自ら選択した、というより、「他に糧を得る術」がなかったから、がホントの理由。娘を産んで直後。我が家に起きた「墓場まで持っていく案件」によって、目の前の景色が一気にモノクロに変わってしまった。「乳飲み子のミルクが買えんのです・・・」という“昭和枯れすすき”な日々の中、200社ほどエントリーした企業の面接も結果は、ほぼ不採用。

心に深く刻まれたのは・・・「ワタシニハ、カチガナイ」という言葉。

母の脳内BGMは「ヨイトマケの歌」?!

 毎月膨れ上がってくるリボ払いの請求書を横目に見ながら、奮起して始めた仕事は、結局、一番長くキャリアのあった「喋り」の仕事。

何が大変だったか?って出産前のセレモニー服が一切、入らなかったこと。ま、しょうがない、だって妊娠で20kgも体重が増えたんだもの。

土日は結婚式の司会業、そして、テレビ通販で商品を紹介する仕事。24時間生放送。我が子が「ママ、行かないでー」と泣きながら掴んだ小さな指を解くのに、心を痛めない母親がいるだろうか。でも、泣こうが、追いかけてこようが、言い訳している暇はなかった。もひとつおまけに、エ〜ンヤコラ!ってね。 

 

お金を稼ぐこと、それは、“プライド”を取り戻すこと

「仕事も家族もどっちも大事」ママ大でいつも発信しているこの言葉。そもそも並列にして比べるものではないのだから。ビジネスのサイズ感ではなく、唯一無二の「ワタシはこれ」という肩書で仕事ができることは本当に幸せなことだと思う。

でも、「お金」を稼ぐということにもっとコミットするべきなのだ、と改めて今、思う。

大好きなビジネスを続けていくために、生きていくために、「お金」は必要。そして、加えていうならば、かつての私がそうだったように、「お金を稼ぐ」ということは、イコール、ママたちが自分に「誇り」を取り戻すためにも必要な要素なのだと思う。

稼いでる方が偉い訳でもなく、年商何億の企業になろうとしている訳じゃない。

でも、自分の稼いだお金で気兼ねなく自分用にTシャツ買えることや、何かあった時に、「任せときな!」ってサラリと言える自分って、自信につながるんだと思うんです。

私の母はアルコール依存症で59歳で亡くなってしまって。娘が3歳の時だったかな。生きている頃は、余命宣告された母に親孝行どころか、娘をよろしくって、何にもいい思いさせてあげられなくて。

でも、母が亡くなった時に、「葬儀代はお姉ちゃんが出すよ」って言って、ポンって出せた時、なんか変なんだけど嬉しかった。こんな形で申し訳ないけど、心配かけてきたあなたの娘は大丈夫ですよ、って母親に伝えられたような気がしたんですよ。

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今日ね、信頼するパートナーであり、友人がくれたメールにこう書いてあって、ハッとしたんです。

 「洋子さんがママ大を通して、本当に届けたい人って、踏ん張りながら生きてきた、かつての洋子さんなんじゃないかな」って。

・・・うん、うん、きっとそう。そうなの。思い出させてくれて、本当にありがとう。

 

青い地球を青いまま、愛する子供たちのために残していこうってSDGsを目指しながら、子供の習い事の費用に頭を悩ませ、100g、39円の鶏肉でどう一週間生き延びようか、でも、私の人生、このままで終えてなるものか!って、もがきながら前をむいて生きている、そんな女性たちなんです。

「私はこうです!」と胸を張って言える“何者”かになって、家族の笑顔もやりがいも、自分が「幸せ」って思える収入を得ていくこと。それをそばで泥臭く、伴走しながら実現していくこと。時代が変わっても絶対に変わらない何か、それがコレ。

 

 

2021年、春。日本ママ起業家大学は、変わらない大切なことを真ん中に置きながら、変わっていきます。

足元を見ながら、星空を目指す。

あなたと一緒にそんな「未来」を作れたらいいな、いや、面白いよ、きっと。

 

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