コンセプトは「キャンプのある暮らし」

雑誌やTVの撮影スタイリング、イベント企画など大活躍!

ママ大6期生で、クリエイターズユニット「CAMMOC(キャンモック)合同代表を務める三沢真実さん

「キャンプのある暮らし」をテーマに、キャンプの魅力や自然と共にある豊かなライフスタイルの発信、雑誌やテレビなど撮影用のスタイリング、空間やフードコーディネート、イベント企画など幅広く活躍されています。

海辺や森の中にあるテントや食卓、思わず手を伸ばしたくなるようなフードスタイリングなど、物語や絵本から飛び出たような独自の世界観が支持を集めており、キャンプを中心としたコーディネートや息子さんとの旅の様子を投稿されているSNSも大人気!

ご自身も雑誌の特集やタイアップ広告に取り上げられるなど、メディアでもひっぱりだこです。

真実さんのInstagramより @mamimisawa

防災×キャンプ、「SDGs防災キャンプ」の啓蒙も

そして、実体験や経験に基づいたキャンプ情報の発信に留まらず、近年力を入れられていることのひとつが、防災とキャンプを掛け合わせた「防災キャンプSDGs」です。

キャンプをしながら無理なく、無駄なく続ける持続可能な防災の形を提唱しており、オシャレに使える防災キャンプグッズの紹介や保存食を美味しく食べるレシピなどが掲載されている「BOUSAI BOOK」というフリーペーパーの配布といった啓蒙活動を続ける中で、最近では大手百貨店でポップアップの出店なども行っており、これまでにない新たな価値を確立されてきました。

大躍進の転機は「ビジネスモデルの転換」

ママ大でとことん向き合った「自分の価値」

日本ママ起業家大学(通称:「ママ大」)学長で「miraiGOALs」代表でもある近藤洋子さん(上)×フリーランスライターでママ大OGの佐々木はる菜(左下)がお届けしているインスタライブ「miraiGOALsLIVE ミライブ!」にて、三沢真美さん(右下)をインタビュー!この日のテーマは「うまくいく人といかない人の差、これって何だろう?」

そんな引く手あまたの真実さんですが、ママ大に入学した約5年前は「ほとんど売上が立っていなかった」といいます。

当時のビジネスは、個人のお客様に対してキャンプ体験を提供するというもの。

「自分たちの企画したキャンプを体験し楽しんでくださるお客様を前に充実感はありましたが、ニーズが増えるほど人手が足りず、志はあってもどんなに頑張っても、逆に身を削る度合いが多くなるばかりでほとんどお金にならず、続けていくことができるか不安があるような状態でした。」

また「値段をつけるなんてできない」という感覚もあったそうで、例えば「お店で1時間レジを打つ」といった類のことならば計算しやすいけれど、これまでにない自分たちの作ったものを世に出し、そこに価格を設定することが怖いような気持ちを持っていたとも話します。

ターゲットを「個人」から「企業」に

そんな真実さんがママ大の門を叩き、そこで改めて向き合ったのが「自身の提供できる価値は何なのか?」ということでした。

そして、もともと持っていた「『キャンプのある暮らし』の良さを伝えたい」という想いと、真実さんが生み出すことのできる「キャンプ体験」や「空間コーディネート」といった「自分の価値」の転換をすることに。 具体的には、個人のお客様に販売する形ではなく、ターゲットを「個人」ではなく資本のある「企業」に変えることで、売り上げ規模の拡大に繋がったのです。

「企業の方からの案件を受けるようになってからも初めは仕事の向き合い方に対して色々と迷いがありましたが、いわゆる『BtoB』に本格的に力を入れようと思ってからは、自分の仕事に値段を付けて動くということに腹を括りました。そこから意識も変わり、経験を重ね少しずつ自分に自信を持つことで変化し、ステップアップしてきたと感じています。」

また真実さんたちは社会により貢献できる「防災キャンプ」というコンセプトを生み出し、フリーペーパー配布や情報発信など周知を行う中で、今では大手百貨店へのポップアップ出店を依頼されるなどビジネスとして確立させたことも、独自の存在感を高める一因となっていると感じます。

持続可能でフレキシブルなライフスタイルを実現

ママ大が考える「起業」は、ただ右肩上がりに売上だけを上げることではなく、自分が生きたいライフスタイルを実現することを目指していますが、そのためにも自分に必要な収入を得ることはやはりとても大切なことです。

自分の価値の転換を行ったことで、まさに自分にしかできない仕事で生きていけるようになった真実さん。 息子さんと過ごす時間にも自由度が増え、家族との関り、キャンプ・自然・旅などと共にあるライフスタイル、好きな仕事といったバランスを実現されている姿もまた、多くの方から憧れを集めています。

ビジネスが“うまくいく人”の共通点とは?

私には「特別な才能」なんてない!

ご自身のやりたいことを自分だからこそできるビジネスにし幅広く活躍されている姿を見ていると、そこにはやはり特別な才能があるに違いないと感じますが、これに対して真実さん自身は「もともと私は自分に自信がなく、価値などないと思いながら生きていたくらいだった」といいます。

特にこの半年ほどは、お仕事のお引き合いが増えすぎて嬉しい悲鳴というほどの状況が続く中で、なぜ自分がそんなふうに求められるようになったか考える機会が多かったと言います。

「我ながらよく頑張っているとは思いますが、逆に酷すぎる!というぐらいダメな部分もあって…(笑)でもそれって皆さん同じで、きっと同じように頑張っていると思うんです。 その中で自分がこんなふうに続けられている理由があるとすれば、それは決して『特別な才能』などではなく、敢えて言葉にするのであれば、素直さや柔軟性、行動力、瞬発力などではないかと思っています。 鮮やかなサクセスストーリーやビジネスノウハウみたいなものはありませんが、そういった内面的な部分がプラスになったということに関しては、自信を持ってお伝えできるかなと思います。」
「ビジネスの先駆者や人生の先輩である方々のお話を素直に聞いて実行し、失敗しても、それを失敗とも思わずに続けていく中で自分のできることが見えてきた。するとだんだんと楽しくなり、試行錯誤しながら続ける中で少しずつ認めていただくことができ、それが嬉しくて更に続けているうちに少しずつ自信がついて…いつの間にか、『そのお仕事ならばお任せください!』と応えられる自分になって、仕事も増えていた。自分の叶えたい想いを仕事として実現できると認められたことで、人生が変わった、そんなふうに感じています!」

真実さんの大躍進を叶えた本当に大切なものとは

確かに「ビジネスモデルの転換」を機に大躍進を遂げた真実さんですが、その要因は、単にママ大に入学して取引先を企業に変えたからということではないと感じます。

もちろんその変化は大きなきっかけではあるのですが、その大元にはまず「『キャンプのある暮らし』の良さを伝えたい、それを通して多くの方を笑顔にしたい」という強い想いがあったからこそ成し遂げられた変遷だと言えるのではないでしょうか。

ママ大のカリキュラムを通して、自分自身や自分のビジネスの改善点と向きあうことから逃げず、悩みながらも毎回必ずそれをクリアにしながら進んできたという真実さん。 その後の大躍進は、もともとご自身が持っていた想いを実現させるため、卒業してからも変わらずに自分が大切だと感じたことと向き合い、考え、実践することを繰り返しながら、走り続けてきた結果に他なりません。

実現したい未来に向けての強い「想い」があったからこそ、ビジネスモデルの転換という「ハウツー」が活きたという、素晴らしい例だと感じます。

「うまくいく人」が共通して持っているもの

「ママ大」学長、「miraiGOALs」代表 近藤洋子さん。FMラジオのDJ、テレビ通販、オンライン番組の企画制作、喋りのキャリアは約20年。2013年には日本ママ起業家大学を設立。「売り上げ」が唯一のゴールではなく、「幸福」をゴールとした起業を目指し、延べ1,000人以上の女性起業家たちのコンサルに携わる。2017年〜中小機構ビジネストの起業アドバイザー、中小企業庁主催のビジネスプランコンテストでは審査員を歴任。座右の銘は、「迷ったら面白い方へ」

真実さん、そしてこれまでたくさんの起業家の皆さんに伴走してきた洋子さんが最近共通して考えていたのが「究極的には、人が持つ能力に大差はない。でもその中で結果に差が出る理由はなんだろう」ということでした。 そんな背景もあり、この日のインスタライブは「うまくいく人といかない人の差、これって何だろう?」というテーマに。

「真実ちゃんは、成功する人の素質を兼ね備えていると感じます。持ち前の打たれ強さと前向きさで、例えば何かアドバイスや学びをキャッチした時に、それをすぐ実践し、自分なりに試行錯誤しながら進んでいく力がある! そしてやはり、周りに良いものを『give』したいとう想いのもと、自分の好きなことに『変態的に』力を注げるところが素晴らしい!」

と話す洋子さん。

「仕事柄もありこれまでたくさんの方々にインタビューしてきましたが、成功されている方ほど『そんなに大変なことはなかった』とあっけらかんとされていて、苦労や大変なことを不幸と捉えず、むしろそれを活かして乗り越えられている。 そしていわゆる『give and take』ではなく、とにかくまず周りに与えたい、giveしたいという想いが強い。その軽やかさや他を想う気持ちが、また更に縁やチャンスを引き寄せると思うんだけど、真実ちゃんもそういうところがあるよね」

という洋子さんに、「確かに、辛く嫌な思い出ってあまりなくて、全てが今に繋がっていると考えています」と答える真実さん。

そして真実さん自身も「私も『変態』って言葉、大好きです!」と笑いながら話してくださいましたが、傍から見ると身を削るほど打ち込んでいるにも関わらず、それによって自分を犠牲にするのではなく、やればやるほど豊かになっていく…それだけ夢中になれるものを持っている「変態」が多いのがママ大に集まる方々の特長なのだとか(笑)

「夢中になれるもの」を仕事にする意義とは

「そういう夢中になれるもの、自分にしかできないことに出会えるかどうか、それが『地球学校』に生まれた私たちに課せられた課題だとしたら、出会えた時点ですごく幸せなことですよね。 人生は一度きり! だからこそママ大では、それをきちんと自分のビジネスとして確立させ、幸せに働き、生きる起業家を増やしていくことが大切だと思っています。」

インスタライブの最後をそんなふうに締めくくった洋子さん。

まさに夢中になれるものを、自分にしかできない仕事として実現し、それが世の中に求められ、仕事も子育てもまるごと楽しみ大切にしながら輝く三沢真実さんの今後が、ますます楽しみでなりません!

◆「miraiGOALsLIVE ミライブ!」って?

SDGs時代、益々注目される個性豊かなマイクロ起業家という存在。 中でも大きな変化を遂げる「女性」の生き方、働き方にフォーカスをあて、 時代の変化やトレンド、そして生き方など、 時にゲストと共に「未来のゴール」を探る30分間のLIVE番組。

「ママ大」学長で「miraiGOALs」代表でもある近藤洋子さんとフリーランスライターでママ大OGの佐々木はる菜が、隔週木曜日の朝9時半からお届けしています。

このインタビュー&記事を書いたのは

ライター 佐々木はる菜(ママ大14期生)

株式会社リクルートを経て、結婚・出産を機にライターへ。現在は、月間PVが2000万を超える人気女性誌のwebサイト『LEEweb』でコラムを連載、主にママ世代に向け国内外のトレンド、商品・サービスや社会的な取り組みなどを幅広く執筆している。子育て中の視点を活かした取材によるリアルな体験記事が得意で、2人の子どもを連れて海外取材を行った経験も。出産離職や海外転勤など自身の経験から「女性の生き方」についての発信をライフワークとしており、ママ起業家のインタビュー記事連載や駐在妻への情報発信、教育やフェムテック分野の記事執筆も精力的に行っている。

ライター佐々木はる菜ホームページはコチラから!

「キャンプのある暮らし」をテーマにメディアやイベントで大活躍!/CAMMOC合同代表・三沢真実さん” に対して1件のコメントがあります。

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