扶養のままガンガン稼ぎたいなら

好きなことで個人事業主になろう! 

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 日本ママ起業家大学メールマガジン
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ママ起業家の皆さん、こんにちは!

日本ママ起業家大学 理事
ママ起業家総研 主任研究員
トミタプロデュース 代表取締役

富田剛史(とみたつよし)です。

トミタプロデュース 代表プロフィール

富田 剛史(とみた つよし)

Different is better than better

違いを生む独自発想と、マーケティング戦略・経営視点とをあわせ持ち地域や個店、個人にある独自の…

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今日明日は、
北海道旭川の近くの東川町にきています。
最高気温マイナス4度〜。

さて、個人事業主の皆さんは一年の総決算「確定申告」のシーズン。

事務作業が苦手な方には面倒な季節、

企業からの報酬で「源泉所得税」を

取られている方には、取り戻しの季節、

到来です!

これから起業しようとしてる人も

マママガ読者には多いでしょうから

ママ起業家が知っておきたい

「確定申告」のキモのお話をしましょう。

まず、「確定申告」という名前、

何を「確定」するのでしょうか?

答えは税金です。

ちょっと話しがそれますが、

四字熟語や三文字英語は思考停止の魔法で、

そもそもそれ、なんだっけ?となりがち。

四字熟語を見つけたら、

一度開いてみるくせをつけるのがオススメ。

理解力と発想力が高まります。

例えば、

「弱肉強食」

→ 弱い者の肉を強い者が食うってこと

「焼肉定食」

→ 焼肉の定食ってこと

みたいなね。

……えーと。あ、そうそう、

「確定申告」の場合は、

→ 確定して申告するってこと。

でも、誰が?誰に?何を?

あなたが、税務署に、税金を、

ということ。

一方、「年末調整」の場合は、

もちろん年末に調整するんですが

誰が?誰のために?何を?

会社が、あなたのために、税計算を、

調整するわけです。

サラリーマンもパートもバイトも

勤め人の場合はこの年末調整情報を元に

税金は全自動で決まってしまいますが、

なんと事業主は税額を「自分で確定」して

自己申告するわけなのです。

すごく違う。

ここで、ポイントなのは、

「収入」と「所得」は違うということ。

勤め人は、まぁだいたい同じだけど、

起業したあなたにはまったく違います。

「収入」から「経費」を引いたのが

「所得」です。

そこから「控除」というお目こぼし分を

引いたのが「課税所得」です。

また出た!四字熟語!

→ 税金を課される所得ってこと。

「控除」つまり、

「この分は税金課さないであげるよ〜」

という部分は、サラリーマン同様に

(額は違えど)決まった計算するだけなのでここでは置いときます。

事業主ならではのポイントは、

「経費」にあります。

ここは事業主が自分でコントロールできるから。

サラリーマンの妻が「扶養」の範囲を

出ないようにと「収入」をコントロール

するのは本末転倒です。

また出た!四字熟語!

→ 本来の大事なことと些末なこととが

ひっくりかえってるってこと。

豊かになるのに働くのに収入に天井を決めるなんて…

一方、あなたが「事業主」なら、

例え夫の扶養家族でも、

バリバリ収入を得て構いません。

多くの収入得ても夫の扶養でいたい

(扶養→ 扶持(ふち)で養う)なら

その分経費をバンバンかけて、

「所得」(→ 収入マイナス経費)を少なく

すればいいからです。

ここで、重要なのは、

ママ起業家の多くが「自分の好き」を仕事にしていること。

例えば、料理研究家はそもそも料理が好き。

デザイナーはデザインが好きだし、

ビューティアドバイザーはキレイが好き、

アイヌ刺繍作家はアイヌ文化が好き…ということ。

自分が好きなことを手に入れるために

パートで稼いだお金を注ぎ込む場合は、

「パート収入」全体に税金がかかってきます。

(正確には控除分を除いてですが)

収入を増やしすぎると夫の扶養から外れます。

しかし、個人事業主なら、

売上が順調に上がっているならば、

その分ガンガン経費をかければいいのです。

ムダなものを買えというのではありません。

仕事に必要なものを「仕入れ」たり、

必要なことを「研究」したりするというだけ。

でもそれが「好きな」ものやことならば

それ自体があなたの喜びですよね〜?

ポイントは、

「それが仕事に必要なのだ」という理屈と

そのための資料や証拠を残すこと。

そんな難しい話ではありません。

ビューティアドバイザーが服を買うなら、

何のアドバイスのサンプル素材であり、

どんな研究成果をあげたのかを記録に残す…

何かのコンサルタントなら、

市場研究やフィールドワークで、

地方にいったり旅館に泊まることも必要と

その研究意図と成果を記録に残す。

記録といっても、ブログにでも書いて、
SNSで発信すれば良いでしょう。

「コンテンツ」にもなり一石二鳥。

「集客」のために役立つ必要な経費…といえる。

(その主張を税務署が認めるか
は分かりませんが、やってみる価値は充分ある)

この前話しを聴いた、

門司港のアンティークショップのオーナーは

素敵な調度品や食器やランプの数々を

自分好みの空間にディスプレイした店を

週に3日ほど開けるそうです。

その店にいて、同じ趣味の人がきて、

お話したりするのが何より楽しいとか。

売れすぎないように注意しながら、

でも、仕入れの旅に行くのも、

新たな宝物を買う(仕入れる)のも好きで、

家賃や光熱費と、仕入れ経費とが賄える

くらいの売上を上げながら、

もう10年もその店を続けているそう。

いいですねぇ。

でも、みんながそんな感じの起業家では、

「税収」が少なくなって国は困るかしら?

税務署員は一瞬そう思うかもしれないけど、

よく考えれば気にしなくていいのです。

だって、あなたが好きなことに「経費」を

バンバン使うのは、間違いなく
「消費の拡大」になりますから。

リミッターかけて収入コントロールして

好きなものにもあまりお掛けかけないより

よほど経済に貢献します。

仕入先の売上が伸びて、

そこはちゃんと納税しますから、

結果的に国の税収も上がるでしょう。
たぶん。

最後にひとつ注意を。

この話はあくまで「収入」つまり売上が

上がっている範囲でのお話し。

売上も無いのに経費バンバン使うのは、

ただの労賃ですから。

ザンネ〜ン!(波田陽区風…笑) 

ではまた!

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