「ブランディング」というと大げさに感じますが、はじめの一歩はどこからしたらいいのか?

むずかしい話は置いておき、ここではたったひとつだけ具体的にしたらいいことをお伝えしましょう。


ママ起業家総研 主任研究員の富田剛史です。

あなたがどんなものを売っているのかわかりませんが、どうせならお客様にファンになってもらいたいものですよね?

 

ファンと普通のお客の違い

ファンと普通のお客様はどう違うか、はっきりと認識しましょう。

  • ファンにとって、あなたの商品やサービスを購入することは「喜び」です。
    
    普通のお客さんにとっては「消費」です。
  • ファンは、あなたの商品やサービスを、単に機能や値段では選びません。
    
    普通のお客さんは、もちろん機能と値段で選びます。
  • ファンは、できるだけあなたに喜んでもらいたいと思い、
    
    普通のお客さんは、あなたが喜ぶかどうかには興味がありません。

もちろんみんなお客を「ファン」にしたい。
そのための方法論が「メディア化です。

メディア商売では、お客ではなく、ファンを獲得するのがまず最初なのです。

マスメディアでもそうですし、映画や音楽などのエンタメでもそうです。
その話の本質をしだすと大変なので、またの機会に改めるとして、ここではひとつだけ、かんたんにできる初めの一歩をお伝えしましょう。

 

ブランディングしたいあなたが今すぐすべき、たったひとつの簡単なこと

それは、「名前」をつけることです。

考えてみてください。
名前が無いものを愛せますか?

自分の子供が、1号、2号、3号だと考えてください。

ペットが、犬とか猫とか鳥とかとしか認識されてなかったと思ってください。

ディズニーランドでうろうろしてる大きなねずみに名前が無いこと想像してみてください。
(ディズニーファンの方、失礼〜。冗談ですよ。冗談 ^。^;)

 

人は名前の無いものには、愛情を投じられないようにできているのです。

逆に言えば、一生懸命考えられた名前を、何度も耳にしたり口にしたりすれば、自然とその対象に愛情を感じ始めるものです。

試しにまずこの感覚の練習のために、家中のものに名前をつけてみましょう。

例えば・・・

リビングの主役のテーブルには武蔵坊。
椅子はひとつひとつ、ピーターさん、ボブくん、ジェーンちゃん、ジェシカさん、
自転車はライオン号で、リビングボードは大洋丸、
ラジオはラジ男くん、テレビは花子さん…

なんでもいいので、
ひとつひとつ愛を込めて名前をつけて
家族みんなで毎日その名を呼んでみましょう。

「ね〜、花子さんのリモコンどこやった?」
「お父さん〜、武蔵坊のこと拭いといて!」

するとだんだん、家の中が愛に溢れて行く気がしませんか?

え?しない \(゚д゚)/
べつに無理にとはいいません。想像力の問題でもありますので。笑

でも、あなたの商品やサービスに、愛すべき名前がついてないとしたら、それはたぶん愛されません。
サービス1号、商品2号ですから、単に消費されるだけ。

面倒だなんて思ってはいけません。
商品やサービスはあなたの子供も同じ。
子供に名前をつけないなんて、親失格です。
でも、つければ何でもいいというものではありません。

うまい名前の付け方のセオリーはもちろんあります。
より愛されるよう、よりアピールできるよう…

どう考えたらいいかは、人によって、する事業によってぜんぜん違います。

その具体的なことを書くのは、非常に難しいのです。

よかったら一緒に考えてみましょう、
ママ大の授業で。

実際どれだけ僕が、ママ起業家のサービスや商品に、名前やキャッチフレーズを一緒につけたことか。

授業の中で「例えばさぁ、こんなの・・・」といったそのネーミングやフレーズが、実際に世の中に出ています。

私、かなりの名付け親です。笑

 

(文責:富田剛史)


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