福岡の繁華街「中洲」の帝王に学ぼう
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 日本ママ起業家大学メールマガジン
    [マ]  [マ]  [マ]  [ガ]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ママ起業家の皆さん、こんにちは。

日本ママ起業家大学 理事
ママ起業家総研 主任研究員
トミタプロデュース 代表取締役

富田剛史(とみたつよし)です。

トミタプロデュース 代表プロフィール

富田 剛史(とみた つよし)

Different is better than better

違いを生む独自発想と、マーケティング戦略・経営視点とをあわせ持ち地域や個店、個人にある独自の…

 *************

今日もマーケティングの話を少し。

「弱者の戦略」って聴いたことありますか?

「戦略」「戦術」というのは

その字の通り戦争の作戦だから、

美しきママ起業家の皆さんにはあまり

使ってほしくない言葉ですけれど・・・

ま、それはいいとして

弱者の戦略は小が大を制するのに

どうしたらいいかってことです。

もし皆さんが

・巨大な資本力

・優秀で豊富な人材

・圧倒的な知名度とブランド力

をもっているなら、今日のマママガは

このあと読む必要なし。

大企業っていうのはだいたいそうですね?
そして、多くの人が大企業のように考える。

「そんなわけないでしょ〜」いうものの、

テレビCMや新聞広告、チラシなどでも
普通の人がイメージするのは大企業の仕事。

しかし、皆さんが参考にすべきは

これまであまり気にしてこなかった

【極めて弱い方の側】です。
弱者がいったいどんなことをして

お客を得ようとしているか。

弱者の戦い方のポイントは、

ひとことでいうと、「絞り込み」です。

いちばん有名なのは

「ランチェスター戦略」といって

エリアを徹底して絞る。

博多に福一不動産という、

今では中洲の王様のような不動産屋さんが

あります。

この福一の社長さんは

元々大分だか宮崎だか別の県の出身で

どうせ不動産業やるなら市場の大きな福岡で

とでてきて普通の不動産屋さんをスタート。

しかし当初ぜんぜんうまく行きません。

そこで、あるメンターのアドバイスで

「福岡全部ではなく、どこか地域を絞れ」

といわれるんです。

そこで彼は、

福岡の不夜城、中洲だけに絞ります。

そして、徐々に中洲といえば福一という

存在になっていくんですね。

福一不動産については、

この他にメンターはもうひとつ重要な

アドバイスをしていまして、

それは僕がいう「メディア化」作戦なのですが

この話はまたの機会に。

「絞る」といえばエリア以外にも

重要なポイントがあります。

「ターゲットを絞る」んです。

福一不動産さんの場合は、

中洲という街を選んだ時点で

もれなくターゲットの絞り込みもついてきた。

それまでは、

福岡の物件を広く取り扱う、

戸建てもマンションもお店も、

賃貸も購買もなんでもありの不動産屋さん

だったのが、

夜の街 中洲でお店をしたい人のための

専門の不動産屋さん

となったわけです。

もちろん、絞り込んだことにより、

いい学校のある校区に部屋を探す人や

福岡進出全国企業の支店物件などは

取り扱えないわけですが、その方がずっと

ビジネスとしてはうまくいった。

これ、きけば「なるほど〜」とみんないいます。

しかし、自分のこととなると

この絞り込みがなかなかできません。

「そんなにターゲットを狭めて大丈夫か…」

と不安になる。

大丈夫です。
ただし、絞っただけではダメ。
同時に情報発信が重要になんですが、
この話はまたあらためて。

ではまた!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください