フリーランスライターで、日本ママ起業家大学(通称:ママ大)アンバサダーの佐々木はる菜です。

今回のインスタライブゲストは北欧ツアーの第一人者!

変化する女性の生き方・はたらき方にフォーカス!!

2021年9月から、日本ママ起業家大学(通称:「ママ大」)学長で「miraiGOALs」代表でもある近藤洋子さんと一緒にインスタライブ「miraiGOALsライブ ミライブ!」をスタートしました。

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◆インスタライブ「miraiGOALsライブ ミライブ!」って?
SDGs時代、益々注目される個性豊かなマイクロ起業家という存在。
中でも大きな変化を遂げる「女性」の生き方、はたらき方にフォーカスをあて、時代の変化やトレンド、そして生き方など、時にゲストと共に「未来のゴール」を探る30分間のLIVE番組。

エコ・コンシャス・ジャパン代表・戸沼如恵さん

誰にでもある、「はじめの一歩」
その勇気を出した「はじめの一歩」があるからこそ、「未来」が始まります。

私自身もその一歩を踏み出したばかり。
ゲストの皆さんには、そんな私の視点で「最初の一歩」についてや、この先の未来について伺っていきたいと考えています。

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今回のブログでは、先週のインスタライブでゲストにお招きした、北欧ツアーコーディネーターでエコ・コンシャス・ジャパン合同会社代表の戸沼如恵(とぬまゆきえ)さんのお話があまりに素敵だったので、そのレポートをお送りしたいと思います!

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3人ともそれぞれ北欧にまつわるマグカップを持っていた当日、
フィンランド語の乾杯「kippis(キッピス)!」で番組スタート✨
これ、言ってみたかった単語でした(笑)

44歳で起業、きっかけは娘のデンマーク留学

デンマークの価値観に触れ「北欧が使命!」と思い立つ

如恵さんが起業されたのは44歳のとき、お嬢さんがデンマークへ留学されたことがきっかけでした。

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「一言で言うと、心地よく子ども達がHappyな国」だというデンマーク

それまではよく知らなかったというデンマークですが、もともと環境問題などに関心が高かった如恵さんにとって、教育やエネルギー、オーガニック、地域づくり、幸せな生き方などのヒントや、大切にしたい価値観が詰まった国でした。

例えば男女が共に働くこと。
子育てしやすい環境があること。
日本にもデンマーク発祥の「森のようちえん」がありますが、子どもが小さいうちは文字教育よりも120%自然の中で過ごすことや、小さなうちから話し合いによる解決を大切にする考え方。

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現地の「森のようちえん」の様子

調べれば調べるほど惹かれる中でデンマークについての展示会を訪れた際、改めて「北欧が使命だ!」と感じ、その帰り道には起業を決意。
具体的には何をするか決めないまま走りだし、1か月後には会社の登記をしていたというから驚きです。

「北欧ツアーコーディネイター」が仕事になるまで

当初は北欧にまつわるイベントやグッズ販売などを行うものの「想いと勢いはあるけれど、なかなか趣味の延長を脱せず事業化できないことに苦労した」そうですが、そんな時に東日本大震災が起こります。

GWに気仙沼と石巻にボランティアへ行き、これからの日本の為に何ができるだろうと改めて真剣に考えた如恵さんは、翌月にそのヒントを求め単身デンマークへ取材に向かいます。

「デンマークで一番エコな島であるロラン島を取材したのですが、自然エネルギーで自給自足していこうとするデンマーク人の力強さと先進的なアイデアに希望を持ち、日本がこういう社会になったらいいなと願い、号泣しながら様々な場所を回りました(笑)
 それまで私は一所懸命日本で北欧の良さを伝えていたけれど、やはり百聞は一見に如かずで、ぜひこの国に一人でも多くの方に足を運んでいただきたいという思いで、デンマークへの旅を作ることにしました」

大手旅行会社勤務のご経験を活かし、その年、そして翌年もツアー作る中で、そのうちに「フィンランドの教育のツアー作れますか?」「デンマークのこういうツアー作れますか?」とコーディネイトも依頼されるようになったという如恵さん。

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毎回、ご自身の人脈を結集して最高の旅行を作る中で、その旅自体が引き金となって、また新しいお仕事の話がやってくる…そうやって「北欧ツアーコーディネイター」というお仕事が形になっていきました。

世界に一つしかないオンリーワンの「北欧の旅」

幸福度が高いと言われる北欧から、感じて欲しいこと

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ただ観光地を巡るのではなく、北欧の暮らしにふれることを重視している如恵さんの旅。
北欧と日本の双方向の学びをコンセプトに持つため、現地の人との対話も多く家庭的な部分まで体験できるという点が魅力です。

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洋子さんは以前、お嬢さんと一緒に如恵さんのツアーへ参加し、デンマークとフィンランドへ訪れた経験があります。

「如恵さんのツアーは、大切に手作りされた本当にオリジナルなもの。
 なんでも簡単にコピーできる時代だからこそ、如恵さんのキャラクター含めて他にはないコンセプトや経験があり、だからこそ常にファンが集まってくるのだと思う。幸福度が高いと言われる北欧を見て感じてほしい、そしてそこで得た大切なものを日本に持ち帰ってほしいという想いが心に残りました。」
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コロナ禍でもいち早くオンラインコンテンツを始められ、昨年2020年4月7日に北欧オンラインツアーをスタート。
当時はまだそんなことをされている方がいない中、オンラインだからこそ体験できる磨き上げたコンテンツは、そのクオリティの高さから話題と人気を集め、もうすぐ100回目を迎えます。
昨年のクリスマスシーズンのフィンランドツアーは日本のメディアはもちろん、なんとフィンランドでは国営放送に取り上げられたとか!

もちろんメディアに取り上げられることが全てではないとはいえ、日本人がやっているオンラインツアーに現地の方が感動して国営放送というのは、ただただ素晴らしいの一言で感動しました。

北欧から学んだ「本質的な問いかけ」の大切さって?

自分を見失いそうな時ほど、立ち戻りたい「ホワイ」とは

「やはり北欧からたくさん影響受けている?」という洋子さんの問いに対し、如恵さんは北欧から「自分に本質的な問いかけを続ける大切さを学んだ」と答えます。

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「現地で学校や高齢者施設など様々な場所を見に行くたびに考えさせられるのが、『その場所はそもそもなんのためにあるのか』という本質的な問いです。例えば『学校って誰の為にあるの?』の答えはシンプルに『子ども達のため』で、それを大前提に授業をはじめとする全てのシステムが回っています。 仕事が軌道に乗り少しずつ認められていくと、ありがたいことに様々なお話が舞い込んでくるようになります。もちろん起業初期で経験を積むためにどんどん『やります!』という時期も大切ですが、起業家って終わりがないので、家事もあり子育てもあり…という中でひっちゃかめっちゃかになってくる。
 そんな時ほど、どうしてこの事業はじめたんだっけというところに立ち戻らないと、心身が疲れてしまったり、たとえお金が入っても自分が満たされなかったりする。 なんのためにやってるの?自分の暮らしをどういうふうにしたいの? そういう本質的なことを確認しながら自分のビジネスや人生と向き合っていくのが起業家だし、そこを確認しながら歩んで行けることが、起業家としての第二ステージ、第三ステージなのかもしれないと思います。」

私自身はまだまだ道半ばですが、ちょうど今年、自分と仕事の向き合い方を見直した時期でもありました。

「なんのためにやってるんだっけ?今何が大切なんだっけ?それって非常に大切な問いかけ。色々な『ハウツー』の前に、なぜ自分がそれをやるかの『ホワイ』をしっかり持っていることは、幸せにビジネスを続けていく上でとても大切だし、それがわかっていると色々なことがシンプルになる

という洋子さんの言葉。続く、

「仕事を選ぶわけではないけれど、自分が大切にしたいものを大切にするためには、誰と仕事をするか、どのようなはたらき方するのか…整理してから向き合うと、削れるものや追加するものが見えてくる

という如恵さんの言葉。先輩方の想いが、胸に沁みました。

サステナブルで幸せなはたらき方って?

言うまでもなく北欧が大好きな如恵さんですが、現地へ行けばいくほど、不思議なことに日本の良さへも目が向くようになったといいます。

日本の中にあるサステナビリティを北欧に紹介するなど双方の良い部分を掛け合わせたデザイン、考え方、ビジネスモデルを生み出すこと
そして北欧の方々も日本に来てもらえるような双方向の流れを作りたい。

それが今如恵さんが「夢中になっていること」だといい、実際ツアーに参加したお客様の中にも日本の良さを再認識される方が多いというのも素敵なお話だと感じました。

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こちらは如恵さんが大切に愛用されている南部鉄器の急須。ものを買う時も「自分がいなくなっても引き継げるかな?」と考え選ぶようになり、
そうするとやはり行きつくのが日本の良い物、伝統工芸なのだとか。
北欧の良さも素敵だけど、日本の伝統や日本人だからそのアイデンティティも大切にしたい。「自分って何者?を再構築しているところです(笑)」

そして、この数年よく耳にするようになった「サステナブル」も北欧と関連深い言葉のひとつ。

ものや環境はもちろんですが、「サステナブルであること」は私たちが仕事をしていく上でもとても大切な考え方だと感じます。

ビジネスそのものはもちろんですが、例えば家庭とのバランスなど含めて「続けていける」ためには、どういう形が良いのか。
そこに真剣に向き合うことが「自分らしい生き方」に繋がるということ
を、私は洋子さんから教えていただきました。

さらに、そこには「幸福」があることも大切です。
そして幸福でいるためには、如恵さんがおっしゃる「本質的な問いかけ」、つまり「私はどんな生き方をしたいの?」という問いと向き合い続けることが不可欠です。

人の数だけ形が違う、「サステナブルと幸福が掛け合わされたはたらき方、生き方」

自分なりの答えを大切にしながら、時に迷いながらも進み続けるヒントを教えていただいたひとときでした。

如恵さん、貴重な機会を本当にありがとうございました!

このインタビュー&記事を書いたのは ライター 佐々木はる菜(ママ大14期生)

株式会社リクルートを経て、結婚・出産を機にライターへ。現在は、月間PVが2000万を超える人気女性誌のwebサイト『LEEweb』でコラムを連載、主にママ世代に向け国内外のトレンド、商品・サービスや社会的な取り組みなどを幅広く執筆している。子育て中の視点を活かした取材によるリアルな体験記事が得意で、2人の子どもを連れて海外取材を行った経験も。出産離職や海外転勤など自身の経験から「女性の生き方」についての発信をライフワークとしており、ママ起業家のインタビュー記事連載や駐在妻への情報発信、教育やフェムテック分野の記事執筆も精力的に行っている。

ライター佐々木はる菜ホームページはコチラから!

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