フリーランスライターで、日本ママ起業家大学(通称:ママ大)アンバサダーの佐々木はる菜です。

新年度最初のインスタライブは「日本人の9割が「自分の強み」を知らない?!人生を格段に好転させる『自己認識』の大切さ」というテーマでお送りしました。

自分ならではビジネスをしたいと考えている方はもちろん、変化の激しい今の時代を前向きに歩んで行くためにも、自分の強みを始めとする「自分らしさ」を知っておくことは非常に大切なことだと感じます。

今回はそれらを見つけ自己認識するためのポイントを、ママ大学長・近藤洋子さんとのお話を通して3つのステップとしてまとめてみました。

インスタライブの様子
「ママ大」学長で「miraiGOALs」代表でもある近藤洋子さん(上)×フリーランスライターでママ大OGの佐々木はる菜(下)が隔週でお届けしているインスタライブ「miraiGOALsLIVE ミライブ!」。今回もライブ中に温かなコメントをありがとうございました!読む時はついつい顔が近くなる…

ステップ1・自分の「価値観」を知る

「最高の価値観」がわかると起こる変化

今回のテーマを決めたきっかけは、過去2回のインスタライブで取り上げた「マインドセット」「自分にしかできない、オリジナルビジネスの作り方って?」というインタビューへいつも以上に反響をいただいたことでした。

そのどちらにも共通するポイントは「自分らしい生き方」
その「自分らしさ」について考える時に避けて通れないのが「自分の強み」を知ることですが、なんと日本人の9割が自分ではそれをわかっていないのだとか!

自分が何に幸せを感じるかという「価値観」や自分ならではの「強み」は、誰しもが必ず持っているもの。

そして自分にとっての「最高の価値観」を自己認識し、価値観と自分のやりたいことが合致する中で生きることができていると、仕事のモチベーションや生産性を高めようなどと意識しなくても自ずとパフォーマンスが上がり、時に寝食を忘れて没頭してしまうような状態で集中して取り組めるようになるといいます。

実は大半の人が「自分の価値観」をわかっていない?!

一方で、実は自分本来の価値観で生きることができていないというケースも多いと話す洋子さん。

「それを簡単に見極められるのが『あなたの信念はなんですか?』という質問です。
 『人に嘘をつかない』『親切にしたい』など色々出てくると思いますが、それらは本当にやりたいことなのか、それとも『大切にしなければならない』から心がけていることなのか…もし後者であれば、それはもしかするとこれまでの人生で、例えばご両親やご家族、社会などから知らず知らず刷り込まれた『他人の価値観』かもしれません。」

逆に自分から湧き上がる価値観を知るためには、「気づくとまた、このことについて考えている」といった日常生活の中で無意識にたくさん時間を割いていることや、「このことに対してはお金を使ってしまう」ことがヒントになるそうです。

マイクとパソコン
例えば洋子さんの場合はマイクやカメラ、PCなどにはついついお金をかけてしまうとか。朝のオンライン番組を始め様々な方にインタビューすることが好きで仕事でもあり、そこに重きをおく洋子さん。このオンライン時代には、付随するガジェット類は不可欠!

本当の自分に向き合える「価値観のワーク」とは?

セミナーの様子

価値観をもっと明確にしたいという場合におすすめなのが、先日ママ大の校友会GOALsでも開催され盛り上がった、自分の「価値観」を見つけるためのワークなどをやってみることです。

GOALsで行わら得たセミナーは人間行動学の権威であるディマティーニ博士のメソッドを用いた実践的な内容で、例えば「家やオフィス等、周りの空間を占めているものは何ですか?」などの13の質問に答えながら参加者同士で意見交換することで、自分の「価値観」と自分が持つ「欠落感」に向き合いました。

博士によると、それぞれが持つ「価値観」には、8~9歳ごろの子ども時代(日本人だと10代くらいまで)に持っていた「欠落感」が大きく関わっているといいます。

ワークを通して見えてきた「価値観」とそれぞれが持っていた「欠落感」がセミナーの最後に自分の中で繋がり、納得感に思わず声を上げる参加者の姿をたくさん見ることができました。

ステップ2・「強み」を知るために大切な客観的視点を持つ

自分を知るための「ツール」を活用しても

価値観同様、自分だけで見つけることが難しい場合も多い「自分の強み」ですが、こちらもワークショップ同様、自分を知るためのツールを活用することもおすすめだそうです。

洋子さんは15年ほど前、「個性学」「ストレングスファインダー」「算命学」など自分を知るための勉強に、集中的に取り組みました。
妊娠・出産や、当時携わっていたFMラジオの仕事について漠然と先が見えない感覚を持ったことから、今後の人生の方向性について考えるため、自分の棚卸しをしたと話します。

「『自分を知る』はとても深いテーマで、それを知ること自体が人生の大きな目的のひとつと言っても過言ではないと思います。
 私が自分について考えるきっかけとなったのは、当時のラジオDJ仲間と自分の間にある差に気づいたことでした。その子は自分の声が好きで、とにかく喋っていること自体が幸せだと話すのを聞いてびっくり!私の場合は全然違って、むしろ元来喋るのは苦手だったくらい。
 それでもなぜラジオの仕事が好きだったかというと、色々な方にお会いしお話を伺うのが仕事でもあり、そうやって日々様々な刺激をいただけることに喜びを感じていました。
 同じお仕事をしていても、自分が持ってる価値観や信念によって、才能が発揮できる場所が違うんだなと実感し、未だに印象に残っています」

ママ大の授業を通して見えた「強み」とは?

私の場合は、洋子さんとの関わりを中心としたママ大の学びの中で、「自分の強み」が少しずつ明確になっていきました。

ママ大に入る前もライターとして大手メディアから定期的にお仕事の機会をいただいていましたが、周りで活躍されている方々のように出版社や編集プロダクションなどで経験を積んだわけではなく、未経験で子育て中の状況からライターのキャリアをスタートしたことに自信のなさを感じていました。

そして、今ほどフリーランスという働き方が浸透していたわけではなく、会社勤めをして活躍されている方々と比べ、自分の仕事のやり方は中途半端なのではないかと悩み、さらには夫にいつ海外転勤があるかわからない状態で、先が見えにくいことにもモヤモヤしていました。

でも、そんな自分だからこそできること、書けることがあるのではないか…。

漠然とそんな想いを持っていた時期にコロナ禍が重なり、自分の生き方と今一度しっかり向き合おうとママ大の門を叩きました。

未経験から子育て経験も活かしつつ、ライターとして仕事の幅を広げていること。
結婚・出産に伴い一度離職会社勤めを辞めたことや海外転勤により、今後のキャリアが描きにくいからこそ、フレキシブルな働き方を選んだこと。

それまではコンプレックスだったことが、実は自分の「特長」でもある・・・自分と向き合うことは一筋縄ではいきませんでしたが、洋子さんや、ママ大理事でトミタプロデュース代表の富田剛史さん、そして同期に支えていただきながら「自分がやりたいこと」と「今自分が大切にしたい価値観や自分らしさ」を掛け合わせることの大切さに気付き、理解を深めていくことができました。

その上で、きちんと自分の「仕事」としてやっていくために必要なことや、具体的に何をすれば良いかを一緒に見出していただけたことは、私の仕事、そして人生に於いても大切な出来事でした。

それらはやはりひとりではできないことで、親身に、そして客観的な視点を持ちながら伴走していただけたからこそ、見つけることができたと感じています。

ステップ3・「強み」も「自分らしさ」も磨き続ける

「ありのまま」だけではNG

自分の信念や価値観をねじ曲げていると、サステナブルではないので無理が出てきて、結局続けることが難しくなってしまいます。
だからこそ洋子さんは、ママ大の授業や年間通じて行っている「ビジネスプロデュース体験教室」でも、その人の価値観や本来の良さ、強みをを引き出しながらコンセプトを作っていくことを常に大切に考えているそうです。

ただ一方で「自分らしさ」の弊害もあると感じており、「そのまま」「ありのまま」だけでは足りないと話します。

「『稼げなくては起業家とはいえない。稼ぐだけではママ起業家ではない。』というコンセプトにもあるように、ちゃんとビジネスをして行こうという起業塾なので、その方の強みとやりたいこと、才能を引き出した上で、どのような形に磨いていくかということに真剣に向き合っています。

 ただ好きなことだけをやっていては、ビジネスを上手く軌道に乗せていくことはできません。自分のやりたいことで生きていくために必要なことには真摯に地道に取り組み続けながら、『自分らしさ』を丁寧に磨き続けることが大切だと思います」

自分軸を整え、応援しあえる場を持つこと

握手している様子

番組の最後に視聴者の方から「何を考えてその活動をしているのか、なぜその仕事をしているのか、そんな誰かの『価値観』に触れるような番組はつい気になってしまう。刺激を受けけたいのかな?」というコメントをいただきました。

「なぜ自分は刺激を受けたいのかを、もう一層二層深掘りしてみると、自分が大切にしたい価値観が見えてくるかもしれません。ちょっと面倒な作業ではあるのですが(笑)、例えば刺激を受けて成長したいのか、新たなアイデアが欲しいのかなど、これまでなら『好き』で終わるところをもう一歩踏み込むように意識すると、自分について客観的に知る機会に繋がるのではないかと考えます」

そう答えた洋子さんご自身も、やはり自分のことは自分が一番わからないからこそ、メンターの方々と話すことで自分の考えなどを整理する「壁打ち」の時間を定期的に取っているといいます。

そして私にとってはママ大校友会「GOALs」で定期的に話しあったり学んだりすることや、この隔週のインスタライブとそのレポートも、自分の軸を整え刺激をいただく機会となっています。

仕事そのものと同様に、「強み」も「自分らしさ」も磨き続けることが大切で、それには客観的な視点を持つことが不可欠。
だからこそ、親身に客観的に意見をくれる方々が「どんな人」なのかも大切で、良い環境や土壌の中で共に成長して行けるような関係性を大切にしていきたいねという言葉も印象的でした。

このインタビュー&記事を書いたのは

ライター 佐々木はる菜(ママ大14期生)

株式会社リクルートを経て、結婚・出産を機にライターへ。現在は、月間PVが2000万を超える人気女性誌のwebサイト『LEEweb』でコラムを連載、主にママ世代に向け国内外のトレンド、商品・サービスや社会的な取り組みなどを幅広く執筆している。子育て中の視点を活かした取材によるリアルな体験記事が得意で、2人の子どもを連れて海外取材を行った経験も。出産離職や海外転勤など自身の経験から「女性の生き方」についての発信をライフワークとしており、ママ起業家のインタビュー記事連載や駐在妻への情報発信、教育やフェムテック分野の記事執筆も精力的に行っている。

■ライター佐々木はる菜ホームページはコチラから!

◆「miraiGOALsLIVE ミライブ!」って?
SDGs時代、益々注目される個性豊かなマイクロ起業家という存在。 中でも大きな変化を遂げる「女性」の生き方、働き方にフォーカスをあて、 時代の変化やトレンド、そして生き方など、 時にゲストと共に「未来のゴール」を探る30分間のLIVE番組。 「ママ大」学長で「miraiGOALs」代表でもある近藤洋子さんとフリーランスライターでママ大OGの佐々木はる菜が、隔週木曜日の朝9時半からお届けしています。

Instagramアカウント 
kondo_yoko (近藤洋子)
halna212 (佐々木はる菜)

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